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コープくらしき診療所ニュース 2021年1月号

2021年 新年あいさつ

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組合員の皆様、あけましておめでとうございます。

昨年2020年は、新型コロナ感染症に世界が大きく揺れた1年でした。第二次世界対戦以後では、人類最大の危機と言ってもよいでしょう。世界経済は大きく停滞し、これまでの自由な生活様式が大きく制限されました。この感染症により今も多くの人命が奪われており、私たちは日々感染の不安を抱えながらの生活を余儀なくされています。日本では、安倍政権や、それを継承する管政権は迷走こそすれ、コロナ禍にどう対応すれば良いのか、将来への確かな展望を国民に指し示すことができないでいます。日本のPCR検査の普及率でも、人口比率では全世界で150番台と、先進国としては恥ずかしくなるような低い数字です。

しかし、今回のコロナ禍などのパンデミック(感染症の大流行)は永遠に続くわけではありません。科学力が不十分な過去にあっても、人類は適切な隔離などの社会的施策を行い、パンデミックを終息させた歴史を持っています。現在の科学や英知を結集させればより早期に終息させることはできるはずです。また今後ワクチンの普及や、開発されるであろう有効な治療薬も、新型コロナ感染症を防いでいくものと期待されます。

私たちはこのコロナ禍の現在を悲観するだけではいけません。中世ヨーロッパにおいては、人類はペストというパンデミックの後に悪しき因習を打ち壊し、その後ルネッサンスや産業革命など新たな時代のうねりを築くなどして、社会を大きく変革してきた歴史があります。この厳しいコロナ禍時代を何としても乗り越え、次に待つ新たな時代を希望を持って展望するような、そんな年にしていきたいものです。

コープくらしき診療所 所長  中尾 英明

冬の“皮膚トラブル”上手に対処しよう。

冬に多い皮膚トラブルといえば、かゆみが代表的です。ところがこの時期には、寒さや乾燥によって、かゆみ以外にも皮膚トラブルに悩まされることが少なくありません。感染症対策に欠かせない、手洗いやアルコール消毒の効果を最大限発揮するためにも、皮膚の潤いを保つなどして、皮膚の健康をまもりましょう。

●しもやけの痛みが続く…

 冬に、手足の指など体の末端が赤く腫れて、痛痒さを感じることがあります。1日の寒暖差が10℃以上になる初冬や早春に起こりやすい「しもやけ」ができるのは、末梢の血液循環が悪くなって、炎症が起こるためです。対処としては、血液循環の改善を目的としたビタミンEヘパリン類似物質を含む塗り薬などを使います。手袋の使用など保湿も大切です。春や夏にも症状が繰り返し起こったり、患部が広範囲の場合は、膠原病などの可能性もあるので、皮膚科の受診が勧められます。

●手のひらの湿疹が治らない…

 指先の皮がむけたり、赤く腫れて炎症を起こしたり、かゆみや痛みを伴う失神の総称が「手湿疹」で、特に乾燥しやすい冬に悪化する傾向があります。手には皮脂を分泌する皮脂腺が少ないため、温水や洗剤を使った後は、こまめに油分を補うことが大切です。肌の症状に合わせて水分が多く、べたつきにくい乳液や泡のタイプの保湿剤などハンドクリームを使うほか、水仕事の際はゴム手袋を使うのも有効です。

●朝起きたら脚にやけど…

熱湯や火など、高温の熱源にふれてやけどをした場合には、熱さと痛みを感じて「やけど」とわかるため、応急処置や医療機関への受診につながります。しかし、湯たんぽ、使い捨てカイロ、電気毛布など、それほど熱くない熱源でも、長時間触れていると皮膚の深部まで熱が達し、低温やけどとなって広く深い損傷を受けてしまします。湯たんぽなどを使うときは、寝床を温めたあと、就寝時には取り出すとよいでしょう。

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