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コープくらしき診療所ニュース 2020年11月号

甘くみないで“糖尿病”の基礎知識

糖尿病は誰でもなりうる病気で、現在、成人の約4人に1人が糖尿病もしくは予備軍といわれています。糖尿病が原因となって人工透析が必要になったり、視覚障害で失明足壊疽により足を切断に至る人もいます。また、自覚症状がないまま進行し、動脈硬化から心筋梗塞・脳卒中により死亡の原因にもなります。

●肥満が原因!

糖尿病の約9割を占める「2型糖尿病」の原因として、非常に重要なのが肥満です。肥満があるとインスリンの働きが妨げられ、ブドウ糖を体内で十分に消費したり貯蔵してるすることができなくなり、血糖値が高くなります。食事療法は長く続けられる工夫をして、無理なダイエットは行わず、体重の3%程度減らすことを目標にしましょう。また、体を動かす時間を増やし、有酸素運動筋トレを行うことがお勧めです。運動は血糖値を改善するとともに、様々な病気の予防にも役立ちます。

●高齢者も注意!

糖尿病がある人は、認知機能が低下しやすく、認知症を発症しやすいことがわかっています。また、糖尿病があると脳梗塞が起こりやすいため、血糖コントロールを良好にすることが重要です。また、糖尿病のある高齢者は、筋力が低下しやすいうえに、骨の質や量が低下し、転倒骨折を起こりやすくなり、寝たきりの生活につながります。肉や魚・卵などタンパク質をとり、筋肉量を増やす運動を取り組んでください。

●怖い合併症!

最近の研究によって、糖尿病があると肝臓がんすい臓がん大腸がんの発症リスクが高くなることがわかってきました。早期発見・早期治療のために「がん検診」を年1回受けることが勧められます。
 糖尿病があると歯周病が起こりやすくなります。逆に歯周病を治療すると、原因となる細菌が出す毒素や炎症がなくなり、血糖コントロールも改善します。積極的に歯科を受診し、予防や治療に努めましょう。

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