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コープくらしき診療所ニュース 2019年4月号

気になる検査結果の見方、教えます!

虹の意見箱より「血液検査を受けましたが、検査結果の表示項目がアルファベットで表示されて理解できない。全項目、自分で納得したい。あとから見直すことも)あり、分かりやすくしていただけますか」
 ご意見ありがとうございます。検査項目は専門用語も多いため、採血で何をみるのか簡単に教えます。

●肝機能の検査について

ASTALTは肝細胞の破壊の程度がわかり、肝臓に炎症が起きたり脂肪がたまると値が高くなります。γGTアルコール性肝障害や、食べすぎや運動不足がもたらす脂肪肝でも高値になります。肝硬変から肝がんに移行しやすく命にかかわる病気ですが、かなり進行するまでに自覚症状がなく、血液検査が欠かせません。 また、日本にはB型肝炎C型肝炎の感染者が350万人以上いると推測されますが、持続感染は肝がんの原因になります。HBs抗原HCV抗体で感染の有無を判定できます。

●腎機能の検査について

慢性腎臓病(CKD)は初期に自覚症状がなく、放置すると腎不全が進行して透析療法や腎臓移植が必要になる怖い病気です。異常を調べるために最も重要なのがCREと、その値をもとに算出するeGRFが腎機能を示す指標となります。尿蛋白も腎機能障害の早期発見の手がかりとなります。
 UAが高い状態が続くと痛風発作尿路結石を起こしやすくなますが、問題なのは腎障害や動脈硬化による合併症につながっていくことです。

●脂質・糖代謝の検査について

TGが高いと、脂肪肝になりやすく動脈硬化を招きます。HDL-Cは“善玉”と呼ばれ、少なすぎることが問題となります。LDL-Cの検査値は高ければ高いほど危険ですが、それ以外の危険因子が重なるほど、動脈硬化が進行し心筋梗塞・脳卒中などの病気が起こるリスクが高まります。
 糖尿病の一次判定は空腹時血糖で行い、HbA1cは検査前の食事の影響を受けることなく、1〜2か月間の平均的なGLUの状態がわかります。

検査結果の見方(PDF:89KB)
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